大阪府庁の「府窓会」で意見交換

校友会全国総会と近況を報告

 

参加した府窓会役員と名誉会員

大阪府庁に在籍する大阪工業大学学園校友の集まりである「府窓会」(田北晴稔会長)の役員の皆さんと新年懇談会を1月25日、ホテル京阪天満橋で行いました。勇退後も名誉会員として在籍しています。
 「府窓会」は、昭和12年に発足して今年で75周年。大阪工大学園校友会の設立55周年と比較しても歴史の重みを感じます。沿革をみると発足当時は、技術者は職人扱いで事務職とも格差があり、しかも国公立校出身の技術者とも冷遇されていた背景から、処遇改善のため卒業生が団結するため結成されたとあります。いまでは、府庁の卒業生の集まりでは「府窓会」が技術集団として最大組織ではないでしょうか。各職場での技術研鑽や議論を通じ大きな影響力を持つまでになりました。府議時代は、毎年の総会や新年会に出席させてもらい、議員と職員の関係でなく、同窓生という連帯から議会の批判や議員の行動にも、ずけずけ文句も言ってくれ談論風発できる場として貴重な集まりでした。
 平成15年の総会懇親会の時の話。ある職員から「最近の太田房江知事(当時)は、部課長と会おうとしない。知事と直接面談できる機会がなく残念だ。知事は、原稿用紙に○×をつけて返してくる。知事の考えがわからない」と言われました。
従来から知事の府議会本会議での答弁は、知事自ら、担当部長・課長から直接面談し、答弁原稿の調整を行う慣例がありました。
確かに、知事にとっても面談することで幹部職員を「評価」できる機会でもあるし、職員も知事の考え方が理解できるはずだと思い、知事に直接申し上げたところ、次の議会から再開されました。これもホンネの話が出来る「府窓会」の存在は大きい。トップダウンも必要ですが、第一線で働く人の声にも耳を傾ける姿勢は組織を動かす人には必要です。

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