府会議員退任の挨拶

拝啓
陽春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
私儀、党の議員定年制に基づき、4月29日の任期満了をもって府議会議員を引退いたすことになりました。思えば、昭和62年4月に、枚方市議会議員に当 選以来2期8年、平成7年4月の府議会議員4期16年の通算24年の長きにわたり、議員活動を支えて頂いた皆様に、心から深く感謝申し上げます。

 そして、このたびの地方統一選で、後継者の大橋章夫氏が、橋下知事人気による「大阪維新の会」の風が吹き荒れる選挙戦でしたが、2位で当選を果たすことが出来ましたのも、皆様の温かいご支援の賜物と感謝いたします。有難うございました。
府議会では、大阪維新の会が57人で過半数を占め、これからの議会運営が混沌としますが、21人の公明党議員団の立ち位置が重要になって参りますので、これからもご支援をよろしくお願いいたします。

 また、通算204号を数えた活動報告誌「飛耳長目」もご愛読くださりありがとうございました。最終号は、24年間の活動の取り組みを一覧にしましたが、これまでの活動記録や折々の意見を、ホームページに掲載するつもりですので、よろしくお願いいたします。

 我が愛する大阪は、1930年代には繊維産業を中核に工業化に成功し、東洋のマンチェスターと呼ばれるほど隆盛を極める時代がありました。戦後、集権体制で衰退しましたが、パナソニック、三洋電機、シャープの家電業界が牽引力になり発展を極めました。
現在では、大阪は東京への本社移転や生産拠点の海外移転で空洞化が叫ばれ失業率が全国ワーストワンになるなど2度目の衰退期にあるといわれます。
大阪は、プレハブや即席ラーメンなどのものづくりの発祥の地であり、官に頼らない民の力による「ものづくり」が大阪のポテンシャルであり、大阪こそ逆境か ら立ち上がる力を秘めている地域です。これからは、電気自動車(EV)やエネルギー産業など、新たなものづくりこそ大阪再生の起爆剤にしなければなりませ ん。
立場が変われども、今後も愛する大阪、枚方の発展のために、微力ですが尽くして参りたいと考えております。今後とも、今までと変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

敬具平成23年4月吉日
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