顧問を務める津田サイエンスヒルズまちづくり協議会の総会が大阪府立北大阪高等職業専門校で開催され出席しました。役員改選で2007年から会長を務められた佐々木啓益・吉泉産業(株)代表取締役から能美一夫・(株)神和製作所代表取締役が新会長に選出されました。14年間の功労に対して佐々木前会長は名誉顧問に、中司宏府議が顧問に就任されました。私からは定期借地権契約に係わる課題を説明させて頂きました。
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今月30日で廃業する太閤園の淀川邸で、親しい方々と最後の食事会を催しました。月末まで予約で満室だそうで、喫茶も順番待ち。大阪人にとって親しみのある太閤園がなくなるのは淋しいことですが、歴史的、文化的な価値のあるこの地が、再び大阪の新しい文化拠点として出発されるのを、皆さんが楽しみにしておられました。本日の会場は、創業者の藤田伝三郎男爵の主室であった書院造りの「松の間」を用意してくれました。写真の料理は太閤園銘品の「青梅の煮」。今年も煮物に挑戦しましたが温度調整がうまくいかず失敗に終わりました。
摂南大学枚方キャンパスの農学部見学会を守口門真・寝屋川・大東畷・交野・枚方で構成する常翔学園校友会北河内5支部で開催しました。コロナ禍のなかで密を避けるため、大学の配慮で500人収容の大教室で説明会を行うなど、すべての場面で新型コロナウィルス感染症防止に最大限の配慮を行いました。荻田学長、久保学部長から歓迎の挨拶を受け、国分事務室長からの概要説明の後、施設を見学しました。大阪府内で唯一の農学部として食農ビジネスの学舎として注目されています。見学会に先立ち行われた枚方支部総会では、新支部長に高島淑孝氏が選出されました。
ミャンマーで拘束されていたフリージャーナリストの北角裕樹氏が14日に無事帰国されました。北角氏は、1998年早稲田大学卒業後、伊藤忠商事を経て日本経済新聞に入社。大阪府議会副議長時代の2008年に大阪府政記者クラブに来られ、温厚な性格のなかに鋭い視点の人で、数多く取材を受け久しく意見交換した思い出があります。当時の写真を探したのですが見あたらず名刺をアップしました。
北角氏は、記者を辞め2012年に民間校長の公募で大阪市立巽中学校長に就任。その後、映画監督やミャンマーで日本語情報誌の編集長など異色の経歴と言えます。それゆえ大胆な取材がミャンマー国軍の取締りにあったのかも知れません。これからもジャーナリストの目で国内外の正しい情報発信を期待しております。
帰宅ルートで、国道1号線の枚方市(大阪府)と八幡市(京都府) の境界に、築100年以上の藁葺き屋根の「洞ケ峠茶屋」があります。都会のど真ん中に江戸時代にタイムスリップしたような風情なのですぐに分かります。
この店はご夫婦でソバやウドンを出されていますが、「ぼた餅」が看板商品です。口に入れた時、粒あんのほどよい甘みと粒を残したモチ米の食感が絶妙で素朴な美味しさが味わえます。しかもビックリのジャンボサイズで2個420円。だから「ぼた餅」だけを買いに来る人が多く人気です。私もたまに寄ります。
もうひとつ、ここは「洞ヶ峠を決め込む」という語源となった場所。天正10(1582)年の本能寺の変で、羽柴秀吉と明智光秀が山崎で対峙した時、筒井順慶が、この洞ケ峠に兵を進め戦況を見て有利な方へ味方しようとしたことから日和見の代名詞となりました。実際には順慶本人は大和の居城におり洞ヶ峠にはいなかったとも言われています。
自宅からクルマだと5分ほどで、約22.000㎡の広さに約40種類の竹が植えられた回遊式の「松花堂庭園」があります。ここの「青もみじ」がとても美しい季節です。秋の紅葉も綺麗ですが、春から初夏にかけて若葉からどんどん緑の深みを増し竹林と苔の調和が実にすばらしい。緊急事態宣言で外出を自粛していますが、ほとんど人出がなく気分転換の散策に寄りました。
「青もみじ」以外に話題を二つ。
①「松花堂」といえばお弁当。ここが発祥です。江戸時代初期の石清水八幡宮の僧、松花堂昭乗が、農家の種入れの器をヒントに絵具箱や煙草盆として使用していたものを、昭和の初めに「料亭吉兆」の創始者湯木貞一が茶懐石の弁当箱に考案したそうです。そのためか、庭園内に「京都吉兆」が料亭を営業しています。
②エジソンが32歳の時、綿糸を炭素フィラメントにした白熱電灯を発明。しかし、45時間しか保たず、実用化を目指して繊維が太く丈夫な竹を世界中から集めて八幡の竹にたどり着きました。この竹を使用した電球は平均1,000時間以上も輝き続けたとそうで。
そんな松花堂庭園(八幡市が管理)をぜひご覧下さい。入園料は100円。
大阪・黒門市場商店街の方からの経営相談で久しぶりに黒門市場を訪問しました。10年ほど前からインバウンドで、平日の朝から大賑わいでしたが、新型コロナウイルス感染の影響で今ではその面影もありません。
私にとって、黒門市場は、高1の夏、魚屋さんにアルバイトをした思い出の場所。当時の顧客は、ミナミの飲食店が大半で、あとは近所の方で、下町の人情が漂う親しみのある街でした。淋しい限りです。
アジアの観光客で人気の心斎橋や道頓堀が近いこともあり、黒門市場にも訪日客が急増。ステーキの立ち食いメニューなどこれまでの顧客よりも訪日客をターゲットにしたため、大阪の台所としての黒門市場の食文化が失われ、日本客の足が遠のき今回のような結果になったと思います。
コロナ禍が治まれば、インバウンドが戻ってくるでしょうが、京都の錦市場や金沢の近江町市場のような地域との密着をベースにしながら観光客を受け入れる装置づくりが必要です。