松花堂庭園

自宅からクルマだと5分ほどで、約22.000㎡の広さに約40種類の竹が植えられた回遊式の「松花堂庭園」があります。ここの「青もみじ」がとても美しい季節です。秋の紅葉も綺麗ですが、春から初夏にかけて若葉からどんどん緑の深みを増し竹林と苔の調和が実にすばらしい。緊急事態宣言で外出を自粛していますが、ほとんど人出がなく気分転換の散策に寄りました。
「青もみじ」以外に話題を二つ。
①「松花堂」といえばお弁当。ここが発祥です。江戸時代初期の石清水八幡宮の僧、松花堂昭乗が、農家の種入れの器をヒントに絵具箱や煙草盆として使用していたものを、昭和の初めに「料亭吉兆」の創始者湯木貞一が茶懐石の弁当箱に考案したそうです。そのためか、庭園内に「京都吉兆」が料亭を営業しています。
②エジソンが32歳の時、綿糸を炭素フィラメントにした白熱電灯を発明。しかし、45時間しか保たず、実用化を目指して繊維が太く丈夫な竹を世界中から集めて八幡の竹にたどり着きました。この竹を使用した電球は平均1,000時間以上も輝き続けたとそうで。
そんな松花堂庭園(八幡市が管理)をぜひご覧下さい。入園料は100円。