京都府八幡市の旅館「橋本の香」

隣町の京都府八幡市橋本にある旅館「橋本の香」の館内が見学できるので行ってみました。「橋本」は、江戸時代に京街道の枚方宿と淀宿の間に設けられた「間の宿」で遊里として栄え、昭和初期の最盛期には80軒以上の遊郭があったそうです。当時の面影を残す町並みは、映画「鬼龍院花子」のロケ地にもなりました。その一つの「橋本の香」は築86年の「三桝楼」。満州生まれで33年前に来日し帰化したオーナー政倉莉佳さんが、日本建築の美しさに衝撃を受け保存しなければと買い取り昨年10月に旅館として再建されました。1階が当時の家主の居宅。2階16部屋が客室。色とりどりのガラスやステンドグラス、欄間の透かし彫り、タイルをふんだんに使い独特の装飾が施されて妓楼建築がそのまま残されていました。