漫画家の弘兼憲史氏

「課長島耕作」、「人間交差点」など人生、人間、社会のあり方を鋭い視点で描かれている漫画家の弘兼憲史氏を迎えて、摂南大学農学部開設記念シンポジウムが大阪工業大学梅田キャンパス常翔ホールで行われました。  弘兼氏から「島耕作から見る日本の未来」と題し基調講演。「農業こそが日本の次の産業になる」と明年4月開設の農学部に大きな期待を寄せられました。サインはやはり芸術的です。  シンポジウム「食と農の未来を考える」では、久保康之・京都府大教授をコーディネーターに、西澤直子・石川県立大学長、稲熊隆博・信州大教授、中島隆・農研機構本部長、三原洋一・(株)NKアプリ代表がパネリストで、次世代農業について意見発表をされました。  弘兼氏は、早稲田大学法学部を卒業後、松下電器産業(パナソニック)に勤務の後、74年ビックコミック「風薫る」で漫画家としてデビュー。小学館漫画賞、講談社漫画賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞大賞を授賞され、2007 年には紫綬褒章受章。週刊ポストに『弘兼憲史の回文塾』を連載中。