天神祭の「お迎え人形」

日本三大祭りのひとつ、1000年以上の歴史を持つ天神祭は、本日が「船渡御」。私も知らなかったのですが「お迎え人形」と言うのがあります。                   江戸時代中期から各町が「船渡御」を出迎える御迎船の舳先に「お迎え人形」が飾られるようになり、幕末には50体もあったそうです。しかし、現存しているのは、三番叟、雀踊、安倍保名、与勘平、酒田公時、関羽、胡蝶舞、鬼若丸、八幡太郎義家、羽柴秀吉、猩々、素盞嗚尊、鎮西八郎、佐々木高綱、木津勘助、豆蔵の16体のみ。大阪府有形民俗文化財に指定されているため船には乗せられず、祭り期間は天満宮など縁の場所に展示されています。                                           写真のお迎え人形は、鎮西八郎為朝(チンゼイハチロウタメトモ)。平安末期の武将、源義朝の弟で源頼朝の叔父です。(花外楼北浜本店で展示) 天神橋商店街(南森町駅)のアーケードの北・南側には8体のレプリカが飾られています。

《南側》羽柴秀吉→佐々木高綱→八幡太郎義家→木津勘助(左上から時計回り)
《北側》雀踊→胡蝶舞→関羽→三番叟(左上から時計回り)
無料配布のお迎え人形団扇